留学期間-医師にとって理想的な海外留学の期間とは?

留学期間の目安

どのくらいの留学期間を想定しているかは、留学前にある程度決めておくのが望ましいです。
特に、留学中に業績を出す必要がある場合は、この計画が重要になります。

Wetラボをメインにして大きな業績を狙う場合は、4〜5年程度かかることが多いです。
ふつうの研究であっても、1からスタートする場合は3年程度かかることがほとんどです。
この点を意識しないと、データは揃っているのに筆頭著者の位置が保証されないまま帰国せざるを得ない。といった残念な状況に陥ることがあります。
このような事態を避けるためにも、狙う雑誌や成果の規模に応じて、留学期間を事前に計画しておくことが大切です。

もちろん、Dry中心の研究であれば、比較的短期間で成果を出すことも可能です。


論文が必須でない場合

論文発表の必要がない場合は、好きなタイミングで帰国して構いません
時々、MD研究者は2〜3年で帰国すると、non-MDの研究者から冷ややかな意見を聞くこともあります。が、状況が全く異なるため気にする必要はありません

ただ個人的には、MDは基礎学力や理解力が高いので、研究の途中で帰国してしまうのはもったいないと感じます。
将来のキャリアも含め、研究をしっかり終えてから帰国することをおすすめします。


留学期間とコネクション

留学期間中には、日本では得難い様々な人的ネットワークやコネクションが生まれます。
たとえ半年〜1年程度の短期間であっても、十分価値があります。

医局に所属している場合は制約もあるかと思いますが、人生で一度の貴重な経験です。
少しでも留学したいという気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみることをおすすめします。

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