フェローシップ-医師が獲得するには?

アメリカやヨーロッパでの留学を希望する場合、受け入れ先ラボからフェローシップの獲得が求められることが多いです。
仮に要求されなくても、経歴という観点から、フェローシップは獲得した方がいいです。フェローシップを獲得できるというだけで、一定の能力があることの証明になります。

当然ですが、ラボとしては素性のわからない人材を雇いたくはありません。たかが数回の面接でその人のことはわかりません。そのためフェローシップを持つ人を採用した方がリスクが少なく、優秀な人材を確保できる確率が高いのです。ボスの立場からすると、フェローシップ持ちを採用するのは合理的な判断と言えます。

「フェローシップの取得はハードルが高い」と感じるかもしれません。しかし実は日本人は比較的獲得しやすい環境にいます。海外学振(JSPS)や上原財団をはじめ、多くの日本人向けフェローシップがあります。近年の留学離れもあってか、採択率も決して低くはありません。海外フェローシップに比べれば、格段に簡単に取れます。

高確率でフェローシップを獲得するには?

具体的なハードルについてですが、研究論文が多いほど有利なのは確かです。けれでも、研究論文がゼロでも取得している人はいます
つまり、正しい攻略法を知った上で挑戦すれば誰にでも十分チャンスはあるということです。

申請書に関しては、研究内容はもちろんのこと、書き方がほぼすべてを決めます
自信がない方は、過去にフェローシップを獲得した経験のある人から指導を受けるのが望ましいでしょう。あるいはその人の申請書を見せてもらってください。文章にすると難しく聞こえますが、申請書を一目見ただけで「上手い、通りそう」と直感的にわかることがあります。そのようなケースでは、ほとんどの人が何らかのフェローシップを獲得しています。

よくある失敗は、たまたま通過した出来の悪い申請書を手本にしてしまうことです。
高確率でフェローシップを獲得するには、複数の優れた申請書を見て学ぶ必要があります。誰が見ても素晴らしいと分かる申請書を作ることが重要です。

身近に、4〜5件以上のフェローシップから内定通知をもらった人がいれば、申請書を見せてもらうと非常に参考になります。業績が優れていることで獲得できるケースもありますが、優れた申請書は一目で違いがわかります

私たちの方でも、フェローシップ獲得の支援を行っています。興味のある方は、ぜひご連絡ください。

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