インタビュー 留学希望ラボとの面接について

留学先の候補ラボを見つけてコンタクトを取った後、多くの場合は、受け入れ前にインタビューが行われます。以前は日本人でも現地でインタビューすることもあったと思います。現在では日本からアメリカへの留学の場合、ほとんどが Zoomなどのオンライン面談 に変わっています。

インタビューの位置づけはラボによって異なり、面談まで進めばほぼ採用される場合もあります。逆に面談に進んでもほとんど採用されない場合もあります。つまり、この段階での合否の基準は PI次第 です。

形式としては、PIとの1対1の面談のみの場合もあります。一般的なのはラボメンバーを交えたディスカッション形式の面談だと思います。もちろん最低限の英語力は必要ですが、採用の基準として最も重視されるのは 研究者としての実力 です。英語力よりも「しっかり働き、結果を出せる人かどうか」が問われます。実際、英語圏ではない国からの研究者(特にアジア圏出身者)が多く採用されています。それも、勤勉でデータを出せる人材が求められているからだと思います。

インタビュー内容

インタビューの内容はラボによって様々です。典型的なのは「これまでの研究内容をプレゼンし、その内容について質疑応答を行う」形式です。このとき重要なのは、派手な結果をアピールすることではなく、論理的なプレゼンを行うこと。発表する内容については、細部まで質問されても答えられるように準備しておきましょう。

質問内容は予想が難しいですが、例えば

  • なぜその実験を行おうと思ったのか
  • 実験の限界(limitation)や改善点は何か
    など、PIはあらゆる角度からあなたの思考力や研究理解度を見ようとします。

大切なのは、ごまかさずに論理的・誠実に答えること。分からないことは「分からない」と言っても構わないと個人的には思っています。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です