薬理学
どんなに不真面目な医師・医学生でも、薬理学だけは「なんとなく大事そうだ」と感じているのではないでしょうか。新しい薬が次々に登場しても、薬理学の基本的な部分は昔から変わっていません。最低限の知識として身につけておくと、臨床での理解が格段に深まります。
Contents
イラストレイテッド薬理学
基礎的な薬理学を学ぶには、『イラストレイテッド薬理学』で十分です。色々な本が出版されて、本を選ぶのに迷うと思います。ただ、理解・通読のしやすさ、医師向けの知識という点で『イラストレイテッド薬理学』は抜きん出ていると思います。理解しにくい神経のところも、わかりやすく図で解説しています。まずは2回通読して、基礎的な内容を頭に入れてしまいましょう。この本で薬理学を理解すると、薬理的な視点からの病態の理解が深まります。そして、なぜその薬を選ぶのか、なぜその薬が禁忌になるのかといった臨床的な判断の背景が自然と見えてきます。
一方で最新の薬が載っていない場合もあります。薬の進歩は本当に早いので、ある程度やむを得ない部分はあります。そういった部分は他の情報源で補えば問題ありません。
NEW薬理学
私自身は学生時代に『NEW薬理学』も通読しました。とても良い本で、多くの人におすすめしたい内容です。ただし、コストパフォーマンスという点では、やはり『イラストレイテッド薬理学』が最もバランスが取れています。
イラストレイテッド薬理学だけでは物足りないと感じた人! ぜひ『NEW薬理学』にも挑戦してみてください。より深い知識と理解が得られると思います。
まとめ
基礎的な薬理学を学ぶには、『イラストレイテッド薬理学』で十分です。色々な本が出版されて、本を選ぶのに迷うと思います。ただ、理解・通読のしやすさ、医師向けの知識という点で『イラストレイテッド薬理学』は抜きん出ていると思います。理解しにくい神経のところも、わかりやすく図で解説しています。まずは2回通読して、基礎的な内容を頭に入れてしまいましょう。この本で薬理学を理解すると、薬理的な視点からの病態の理解が深まります。そして、なぜその薬を選ぶのか、なぜその薬が禁忌になるのかといった臨床的な判断の背景が自然と見えてきます。
薬理学を理解する上で、生理学ももちろん大事になってくるので、そちらもしっかりと理解しましょう。
