生理学

当たり前ですが医学において「生理学」はとても大事です。おそらく誰もがそれを理解していると思います。
ただ、分かってはいても、どの教科書で学ぶべきか迷う人は多いのではないでしょうか。

ギャノング生理学とガイトン生理学

私が学生のときに使っていたのは『ギャノング生理学』と『ガイトン生理学』です。どちらも通読しましたが、どちらも非常に良い本でした。


基本的には『ギャノング生理学』と『ガイトン生理学』のどちらかで十分です。
両方読めれば理想的ですが、1冊だけ選ぶなら、私はギャノング生理学をおすすめします。病気・病態に沿った感じで生理学を説明してくれるので、非常に頭に残りやすいです。医師にとって、とてもよくできた生理学の教科書だと思います。また書き方も統一されており、チャプターが変わっても違和感などは感じません。

ガイトンは少し臨床から離れ、もっと基礎的な生理学について詳しく記載されています。私は面白かったのですが、人によっては飽きが来やすいかもしれません。

一方で、『標準生理学』も学生の頃に図書館で少し読んでみました。しかし文章が難解で内容が頭に入ってこず、正直あまりおすすめできません。読む時間に対して得られるものが少ない印象でした。

また、他のページでも繰り返していますが、基礎医学書は2回通読することを前提にしてください。
少しずつつまみ読みするよりも、2〜3週間、場合によっては1か月かけて1周目を読み切り、間を空けずに2周目を始める方が圧倒的に効率的です。
時間はかかりますが、その後で同級生や先輩の医学生と話してみると、自分の理解度がどれほど深まっているか、きっと実感できるはずです。

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