研究スタイル-海外ラボの研究は日本とは違う?

私の住んでいる地域は日本人ポスドクが多く、色々なラボの情報が入ってきます。
海外ラボといっても、研究スタイルはラボ毎に多種多様です。

例えば実験量ひとつを取っても、朝から夜中まで実験を続けるラボもあれば、9時〜17時で仕事を終えるラボもあります。もちろんポスドクの個人差も反映されています。しかし、ラボごとに「働き方の傾向」がはっきり分かれているように感じます。
短期間で非常に高い成果を求めるボスもいれば、最低限の成果で満足してくれるボスもあります。

「自分はマイペースに研究したい!」と思っているのに、超多忙なラボに入ってしまうとかなり厳しいです。
逆に「バリバリ実験したい!」と思っても、資金や設備が限られているラボでは思うように研究を進められません。
こうしたミスマッチを防ぐためにも、事前の情報収集がとても重要です。


ラボごとの研究スタイル

研究スタイルの違いもラボ選びに大きく関わります。
例えば、臨床検体を用いて大規模オミックス解析を行うラボや、すでにラボ内で確立されたプロトコールを使って効率的に進めるラボでは、比較的早く結果が出やすい傾向にあります。

一方で、老化研究などのように長期間の実験を要するテーマもあります。その場合、成果が出るまでに非常に時間がかかります。
さらに、NatureやCellなどのトップジャーナルを狙うラボでは、成功するかどうか全く分からない高リスクなテーマを任されることもあり、3〜4年取り組んでも「なんの成果も得られませんでした」というケースも珍しくありません。


海外での研究生活には期限があります。
限られた時間の中で、「自分のやりたい研究テーマ」と「現実的なタイムライン」をすり合わせることが何より大切です。

あなたは、どんな研究留学生活を送りたいですか?

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